カランメソッドと暗記

「カランメソッド＝英単語や文法を丸暗記すること」と考えている生徒の方はいらっしゃいますが、これは少々間違っております。

カランメソッドでは英語を暗記するのではなく、英語を自然に英語のまま理解できる能力を身に付けるために行われているのです。

確かに、暗記しなければ英単語を覚えることはできませんし、自分の記憶の中に英単語が入っていなければ会話の際に思い出すことはできません。

それでも、文章を丸暗記して先生の質問に対して答えていても英語力の向上には結び付きませんし、カランメソッドを受けている意味がなくなってしまいます。

イギリスの語学学校で実施されている正規のカランメソッドでは事前に予習を行うことが禁じられており、カランメソッドと予習というページで説明致しました。

これは英語を勉強する時間を増やしてはいけないというわけではなく、予習によって文章を丸暗記することを禁じているのです。

テキストに記載されている内容を暗記して授業で答えているだけではただの試験対策ですし、そのような方法では効果の高いカランメソッドを受けていても、リスニング力やリーディング力の向上には結び付かないでしょう。

これはカランメソッドに限った話ではありませんが、英語を暗記するのではなく、その本質を理解できるように記憶していくことが大事なのです。

イングリッシュベルのカランメソッドでは、どのように受講していけば良いのか講師が優しく指導してくれるので、是非無料体験で受けてみてください。

参考 イングリッシュベルの公式サイト

さて、現在ではインターネットの充実によって、オンライン英会話を利用して英語の学習を進める方が飛躍的に増えました。

ただパソコンとスカイプを使って英会話を行うだけではなく、カランメソッドやDMEメソッドといった特殊な授業も実施されるようになったのです。

10年前は有名なオンライン英会話スクールはほとんど開校されておりませんし、英語を覚えるために単語暗記の教材を利用していた方も多いのではないでしょうか。

「英単語FORMULA 1700 (東進ブックス)」といった教材が有名で、何回も繰り返す英単語暗記法によって効率良く覚えていくことができます。

このような教材を参考にすれば、今までよりもサクサクと英単語を暗記できますし、長期記憶することもそこまで難しくないのです。

カランメソッドで実施されている授業とは少々異なるものの、ボキャブラリーを増やすという対策も英語力のアップとして大事なので、自宅で試してみてください。